【福岡県】60市町村の「乳幼児等・こども医療費助成」対象年齢や自己負担金を比較

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【福岡県】全60市町村における「子ども医療費」の対象年齢・自己負担額を比較

0歳からの子どもにかかる医療費は、お住まいの都道府県と市区町村により一部助成されます。

この制度は、「乳幼児等医療費援助」や「こども医療費助成制度」など様々な名称で呼ばれおり、疾病の早期発見と治療を促進し、子どもの保健の向上と福祉の増進、子育て家庭への支援の充実を図ることを目的とした事業です。
事業は各都道府県が行なっており、その実施主体は各市区町村です。
したがって、県の基準に加え、さらに各市区町村により対象年齢や助成範囲を拡充することができます

一般的には次のように分類されています。※自治体により名称が若干異なります。

  • 乳幼児等医療費助成制度:0歳〜小学3年生まで
  • こども医療費助成制度:小学校4年生〜中学校3年生まで
  • 高校生等医療費助成制度:15歳以後の4月1日〜18歳以後の3月31日まで

最近では、少子化対策や子育て支援を拡充するため、子どもの医療費を完全無料にする自治体も全国で増えはじめています。

この記事では、福岡県の全60市町村における「乳幼児等・こども医療費」の助成年齢や自己負担額を解説します。自治体による助成の違いを理解し、引越しや移住などにお役立てください。

福岡県「乳幼児等・こども医療費」の助成

福岡県が補助金を市町村に交付し、市町村が主体となって「乳幼児等・こども医療費」の助成を実施しています。

福岡県が交付する補助金の対象年齢範囲は、「福岡県内に住所があり、医療保険に加入している0歳〜小学6年生までの子ども」が対象です。

なお、市町村ごとに県の助成範囲に上乗せして助成をしており、対象年齢・対象要件・所得制限・一部自己負担金などが異なります。

福岡県 60市町村における「乳幼児等・こども医療費」助成の一覧

福岡県の全60市町村における、子どもの入院・通院にかかる医療費の一覧表です。
※助成対象の18歳とは、18歳になった年の年度末(3月31日)まで対象です。
※福岡県の全市町村においては所得制限がありません。

令和4年度(2022年度) 子ども医療費支給事業 市町村制度状況一覧(令和4年4月1日時点)

一部自己負担か完全無料であるかどうかよりも、助成対象年齢が「中学生まで」か「18歳まで」かの方が大きな違いです。
病気や事故にあった時、一部自己負担ありでも18歳まで助成がある自治体の方が安心です。
※学校などの管理下で怪我をして医療機関を受診した場合、医療保険の自己負担額は別の制度で助成されるため、本制度は対象外となります。

福岡県の市町村で、子ども医療費の助成が手厚い順に以下にまとめました。

  1. 18歳まで医療費が無料の市町村(福岡県)
  2. 18歳まで医療費が助成される市町村(福岡県)
  3. 中学生まで医療費が無料の市町村(福岡県)

※上記に含まれない市町村は「中学生まで医療費が助成される市町村(福岡県)」に該当します。

18歳まで医療費が無料の市町村(福岡県)

  • 【通院・入院が無料】水巻町
  • 【通院のみ無料】なし
  • 【入院のみ無料】北九州市、築上町

18歳まで医療費が助成される市町村(福岡県)

  • 【通院・入院が助成】北九州市、水巻町、遠賀町、小竹町、苅田町、みやこ町、築上町
  • 【通院のみ助成】なし
  • 【入院のみ助成】飯塚市、古賀市、桂川町

中学生まで医療費が無料の市町村(福岡県)

  • 【通院・入院が無料】田川市、嘉麻市、芦屋町、遠賀町、鞍手町、東峰村、大木町、広川町、香春町、添田町、糸田町、川崎町、大任町、赤村、福智町
  • 【通院のみ無料】なし
  • 【入院のみ無料】福岡市、八女市、豊前市、中間市、那珂川市、岡垣町、吉富町、上毛町

※本記事は執筆時点(2022年8月18日)での情報です。内容の変更や申請が必要になる場合があります。詳細については、各自治体のホームページにてご確認ください。

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出典:子どもの医療費を助成します – 福岡県

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