Twitterで話題沸騰!STEAM教育先進国アメリカでシリーズ累計100万部を突破した「赤ちゃん向け理系えほん」が、日本語訳されて発売。
最先端の科学を支える不思議な現象、その基礎とは。
0歳〜小学生の贈り物にもオススメです。大人の学びとしても好評を得ています。
目次
Baby University(赤ちゃん大学)シリーズ
2016年にアメリカのSourcebooks社から『QUANTUM PHYSICS for babies』のボードブック版が初めて出版され、以降刊行されたものも合わせると北米版だけでシリーズ100万部を突破。イタリア、ロシア、トルコ、ドイツ、ボーランド、ギリシャ、フランス、オランダ、ルーマニア、中国などでも翻訳出版されている世界中で注目を集める赤ちゃん向けの絵本です。
おすすめの対象読者年齢は3歳前後ですが、Amazonなどのレビューでは2歳ごろからでも楽しんでいるお子様や、小学生低学年でも楽しめる内容となっています。
大人にとっても、子どもに「なんで?どうして?」と聞かれた時に、やさしく説明できるようになります。
この本は赤ちゃん向けですが内容は簡単とは言えません。しかし、まだ常識にとらわれていない子どもなら感覚的に理解するかもしれないし、難しいと感じるとは限りません。
この本をきっかけとして、のちに優秀な理系人材に育つための大切な種になる可能性だってあります。
それでは、現在日本語訳されて発売されている4冊を紹介します。
- りょうしりきがく for babies(量子力学)
- そうたいせいりろん for babies(相対性理論)
- ロケットかがく for babies(ロケット科学)
- ニュートンりきがく for babies(ニュートン力学)
りょうしりきがく for babies
ザッカーバーグが読み聞かせに選んだ絵本
あのアインシュタインですら完全には理解できなかった量子力学ですが、まだ物理の常識に縛られていない子どもなら、どうでしょうか。
あるいは、まっさらな赤ちゃんなら……。
Facebookの会長兼CEO(現Meta社)で2人の娘の父でもあるマーク・ザッカーバーグが生まれて間もない長女にこの絵本を読み聞かせしていたと話題になりました。
大人が複雑で難しいと感じることを子どもも難しいと感じるとはかぎりません。感覚的に理解するかもしれないし、のちのち優秀な理系人材に育つための大切な種になる可能性だってあります。
先端テクノロジーの世界で不可欠となった量子力学の基本を、数学者であり物理学者でもある著者が、赤ちゃんにも伝わるようにと願って作ったこの絵本。
極小の世界で起きる不思議な現象をお子さんと学ぶきっかけに、あるいは友人や知人のお子さんへの贈り物にぜひお役立てください。
評価 | ★4.1(amazon.co.jp) |
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ページ数 | 28ページ |
発売日 | 2020年4月21日 |
出版社 | サンマーク出版 |
そうたいせいりろん for babies
世紀の大発見がわかっちゃう!
アルバート・アインシュタインが発表した物理学の理論で、一般相対性理論という単語は誰もが知っていると思いますが、やさしく説明できるほど理解している人はそう多くないはず。
この難しい理論のエッセンスを赤ちゃんでもわかるようにしたのが本書です。
「質量が時間も空間もゆがめる」などと言われると難しそうな感じがしますが、本書をパラパラとめくるだけでそのイメージを感覚的につかめます。
携帯電話のGPSなど意外と身近なものに使われる一方で、宇宙誕生の謎を解く鍵を握るとされる一般相対性理論の基本を、数学者であり物理学者でもある著者が赤ちゃんにも伝わるようにと願って作った、この絵本。
極大の世界で起きる不思議な現象をお子さんと学ぶきっかけに、あるいは友人や知人のお子さんへの贈り物にぜひ役立てください。
評価 | ★4.0(amazon.co.jp) |
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ページ数 | 28ページ |
発売日 | 2020年4月21日 |
出版社 | サンマーク出版 |
ロケットかがく for babies
空を飛び、宇宙に行くために必要な「力」とは
多くの子どもは空を見上げたときに飛行機を見て「どうして飛べるんだろう」と思い、宇宙の映像を見て「どうやったら行けるんだろう」と考えます。
こうした疑問にきちんと答えようにも、知識が十分ではないと間違ったことを言ってしまいそうですし
仮に詳しかったとしても「揚力」「推力」「ベルヌーイの定理」「循環」などを、子どもにわかりやすく説明するのは至難の業でしょう。
これを視覚的に、まあるいボールが形を変えて教えてくれるのが本書です。
目には見えない2つの力が、どう働くかを知っておくことは成長してからの学習に役立つのはもちろん、好奇心を育て、自ら考え検証し課題を解決する科学的思考を養う一助となるはずです。
これからの世界を生き抜くために大いに役立つSTEM教育の一環として、友人や知人などのお子さんへの贈り物に、あるいは大人の学び直しにぜひお役立てください。
評価 | ★4.3(amazon.co.jp) |
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ページ数 | 28ページ |
発売日 | 2021年10月19日 |
出版社 | サンマーク出版 |
ニュートンりきがく for babies
「なぜ、月ではハンマーと羽が同時に落ちるのか。」
ニュートンというと、りんごが木から落ちる様子を見て「万有引力の法則」を発見したという説が有名ですが、そもそも「力」がどう働いて物がどう動くかを示した、物理学の基本とも呼ぶべき重要な法則を見出しています。それが、運動の3法則です。
本書は、中学校でも習うこの法則を赤ちゃんでも楽しめるシンプルなイラストで、身のまわりにある目には見えない力の存在を知り、どう働くかを幼児にもイメージしやすく落とし込んだものです。
4人の子どもをもつ数学者であり物理学者でもある作者が、「熊やうさぎの絵本は山ほどあるのになぜ世界を支配する重要な法則の絵本がないのか」と疑問を抱き、子どもに読み聞かせをしながらつくり上げたシリーズなので、きっと多くのお子さんの心に何かを残すはず。
これからの世界を生き抜くために大いに役立つSTEM教育の一環として、友人や知人などのお子さんへの贈り物に、あるいは大人の学び直しにぜひお役立てください。
評価 | ★4.2(amazon.co.jp) |
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ページ数 | 28ページ |
発売日 | 2021年10月19日 |
出版社 | サンマーク出版 |
1982年カナダ生まれ。物理学者、数学者。ウォータールー大学で数理物理学理学士号、応用数学の修士号、量子力学の確率論の理論と応用数学の博士号を取得。シドニー工科大学量子システムエンジニアセンター上級講師。
4人の幼い科学者の父であり、壮大な理論を学ぶのに早すぎることはないと信じている。