手についた消毒液をなめた園児が急性アルコール中毒で一時意識不明。対策方法は?

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手についた消毒液をなめた園児が急性アルコール中毒で一時意識不明。対策方法は?

2022年3月28日の午後3時半ごろ、島根県雲南市の市立保育園で、新型コロナウイル感染対策のアルコール消毒液を口にした5歳の女児が、病院に救急搬送されていたことがわかりました。

市によると、女児は「目がぐるぐるする、気持ちわるい」と保育士の先生に訴えて、その場で立ち上がれなくなったようです。園から連絡を受けた保護者が市内の病院に連れて行き点滴などを受けたが、次第に呼びかけに反応しなくなったため、島根県出雲市の県立中央病院に救急搬送されました。

搬送先の病院によると、搬送時に女児は意識がなくMRI検査をしたが異常は見つかりませんでした。同日の午後9時半ごろに目を覚まし、しばらくしてから女児に話を聞いたところ「昼寝の時間に消毒用のアルコールを手につけてなめた」と話したため、検査をすると血中アルコール濃度が1dl(デシリットル)あたり120mg(ミリグラム)と通常より高い数値を示したため、急性アルコール中毒と診断されました。

その後、女児は後遺症もなく無事に回復をして退院したが、以前にも数回アルコールをなめる行為を繰り返していたようです。

女児の母親は、今回の事故に関して「消毒液が原因だとは誰も疑わなかったことがこわかった。アルコールが身近になっているからこそ危険だと知ってほしい。」と話しました。

今回の件に関して専門家は、子どもは「“誤飲”ではなく”意図的”に口にする場合がある。子どもの手の届かないところに保管し、大人の監視下で使用することが大切だ。」と注意を呼びかけています。

手についた消毒液に注意するための対策方法は?

消費者庁は、子どもの消毒液や除菌剤を誤飲したり眼をこすって入ってしまう事故を防ぐため、次の4点を注意喚起しています。
保護者の方々は、あらためて今一度ご確認ください。

  1. 消毒液や除菌剤は、使用方法と期限、成分やアルコール濃度などを確認し、情報が不十分な場合は使用を控える。
  2. 家庭や幼稚園・保育施設などでは、子どもの手の届かないところに保管する。
  3. かばんに入れている携帯消毒用の容器は、子どもの目につきにくくて取り出しにくい、奥の方にしまうなど工夫する。
  4. 店舗などにある設置型の消毒液ディスペンサーは、子どもが近づかないように注意する。特に自動で出るタイプのものは近づいただけで作動して目に入る危険性があるため、十分に注意する。
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